noteとSubstackを「分ける」から「つなぐ」へ
投稿を分析して見えてきた、次に試したい住み分け
昨日の記事では、noteで公開した記事を、後日Substack向けに再編集して届ける方法を、約3週間試した結果について書きました。
実際に5本の記事で試し、Substackからnoteの記事を紹介したことで、noteのフォロワーが増えるなどの成果もありました。
一つの記事を一度の投稿で終わらせず、別の媒体でも届ける。
その考え方自体には、今でも意味があったと思っています。
一方で、運用を続けるなかで、
「この住み分けで、本当にいいのだろうか」
という違和感も残りました。
noteとSubstackに合わせて、タイトルや冒頭、最後の案内を変えていたものの、結局は似た内容を繰り返し届けているのではないか。
今回は、その違和感をきっかけに、自分のnote版とSubstack版の記事を並べて見えてきたことと、これから試してみたい新しい住み分けについて書きます。
並べてみると、内容は思った以上に重なっていた
これまで私は、noteの記事を、そのままSubstackへ転載していたわけではありません。
noteでは、検索から記事を見つけてもらうことを意識して、タイトルに少し強めのフックを持たせる。
初めて記事を見つけた方にも、一つの記事として最後まで読んでもらえるように構成する。
一方のSubstackでは、冒頭で何について書いた記事なのかを伝え、最後には購読やリスタックへの案内を置く。
テーマや中核となる内容は共通させながら、それぞれの媒体に合わせて、記事の入口と出口を変えていました。
そのため、自分では同じ記事を繰り返しているという感覚は、それほど強くありませんでした。
しかし、実際にnote版とSubstack版を並べてみると、思っていた以上に内容が重なっていました。
タイトルや冒頭、最後に置いている案内は違う。
けれど、記事の中で紹介している出来事や手順、そこから得た気づき、最終的に伝えたいことは、かなり似ていました。
入口と出口は変えていても、記事を通して届けている価値そのものは、あまり分けられていなかったのだと思います。
前回の記事を書いた時点では、
「似た内容を繰り返し届けているような気がする」
という、自分のなかの感覚でした。
実際に記事を並べてみたことで、その違和感が思い込みだけではなかったことが分かりました。
Substackは、その時点の自分を届ける場所
記事を見返すなかで、もう一つ気づいたことがあります。
私にとってSubstackは、完成した情報を保管する場所というよりも、メルマガに近い場所なのではないか、ということです。
今、何を始めようとしているのか。
なぜ、それを試そうと思ったのか。
どのような仮説を持っているのか。
途中で何に迷っているのか。
うまくいかなかったときに、何を感じたのか。
そうした、その時々の試行錯誤を伝えることに向いているように感じています。
何かを試している途中には、その瞬間にしか書けないことがあります。
始める前に持っていた仮説。
思ったようにいかなかったときの迷い。
途中で方向を変えた理由。
まだ結果が出ていないからこそ感じる、不安や期待。
すべてが終わってから振り返ると、どうしても話をきれいに整理してしまいます。
けれど、実際に試している最中の気持ちは、あとから完全には再現できません。
その時点の自分の考えや感情を、そのまま残せる。
Substackには、そうした鮮度のある発信が合っているのではないかと思いました。
単に途中経過を書く場所ではなく、
その時点の自分と、今まさに行っている試行錯誤を届ける場所。
今の私には、その表現が一番しっくりきています。
noteでは、試行錯誤を完成形としてまとめたい
一方で、noteには別の役割があるように感じています。
Substackで書いてきたことを、少し整えて再び投稿するのではありません。
実際に試した結果を振り返り、
何を作ったのか。
どのような方法を使ったのか。
途中で何に失敗したのか。
何を修正したのか。
最終的に、どのような形になったのか。
そこまで含めて、一つの完成した記事にまとめる場所です。
Substackでは、制作や実践の途中にある考えや迷いを伝える。
noteでは、実際に完成したものや具体的な手順を見せながら、初めて読む方にも分かる形で整理する。
同じテーマを扱っていても、書く段階と役割を変えれば、届ける内容は同じになりません。
ここで大切なのは、Substackよりnoteの方が深い、ということではないと思っています。
Substackには、リアルタイムだからこその深さがあります。
noteには、試したことを振り返り、実物や手順を整理することで生まれる深さがあります。
それぞれ、深さの種類が違うのだと思います。
「再編集する」から「一つのテーマを育てる」へ
これまでの私の運用は、noteで完成した記事を公開し、その内容をSubstack向けに再編集する方法でした。
一つの完成した記事を、二つの媒体へ横に広げる考え方です。
これから試してみたいのは、少し違う流れです。
まず、Substackで、これから試したいことや仮説を伝える。
実際に進めるなかで、途中経過や迷い、失敗したことを書く。
その後、最終的な結果や制作物、具体的な方法を、noteで一つの完成した記事としてまとめる。
そして、公開した後に分かったことや、実際に終えて感じた本音、次に試したいことを、再びSubstackで伝える。
つまり、
Substackで仮説や試行錯誤を書く。
noteで結果や制作物を完成形としてまとめる。
その後、Substackで結果を受けた本音や次の仮説を書く。
このような流れです。
完成した一つの記事を二つの媒体へ広げるのではなく、一つのテーマを時間をかけて育てていく。
その途中をSubstackで伝え、一度まとまった形をnoteで残し、そこから生まれた次の試行錯誤を、またSubstackへつなげていく。
「同じ記事を再編集する発信」から、「一つのテーマを育てる発信」へ。
今の自分には、この方が合っているのではないかと感じています。
明日、お盆のLINEスタンプ制作で試してみる
この新しい住み分けを、まずは明日公開する、お盆のLINEスタンプ制作・後編で試してみようと思っています。
今回作っているのは、
「きゅうり馬となす牛の、夏の約束。」
という、全16枚のお盆をテーマにしたLINEスタンプです。
前編では、なぜお盆をテーマに選んだのか、きゅうり馬とナス牛にどのような役割を持たせたのか、キャラクター設定やキャラクターシートをどのように作ったのかを紹介しました。
明日の後編では、その先の制作に入ります。
16枚をどのように設計したのか。
制作テンプレートや制作カードを、どのように使ったのか。
一度に16枚を作るのではなく、なぜ1枚ずつ丁寧に作る方法を選んだのか。
実際に作るなかで、どこがうまくいかなかったのか。
そこから、どのように修正していったのか。
完成するまでの試行錯誤を、制作中の流れに沿って書く予定です。
そして明日は、記事の公開だけではありません。
制作してきたLINEスタンプも、同じ日に販売を始める予定です。
完成したものだけを突然紹介するのではなく、なぜ作ったのか、どのように設計したのか、どこで迷い、何を修正したのか。
そうした背景を記事で知ってもらったうえで、実際のLINEスタンプを見てもらう。
ただ「販売しました」と伝えるだけではなく、作品ができるまでの過程も含めて届ける。
これも、販売に向けた一つの活動になるのではないかと考えています。
noteでは、完成したからこそ見せられるものをまとめたい
今回のLINEスタンプ制作について、Substackだけですべてを伝えきるつもりはありません。
すべての制作が終わった後には、noteでまとめたいことがあります。
完成した16枚のLINEスタンプ。
最終的なキャラクター設定。
キャラクターシート。
制作テンプレート。
1枚ごとの制作カード。
実際に作るときに決めたルール。
失敗した画像と、修正後の画像。
こうした実物や具体的な方法を見せながら、初めて読む方にも制作の全体像が分かる記事にまとめたいと考えています。
Substackでは、制作しているときの考えや迷い、公開直前の気持ちを伝える。
noteでは、完成したからこそ見せられるものを整理する。
さらに、販売を始めた後の反応や、自分が感じたこと、次に改善したいことは、またSubstackで伝える。
今回のお盆のLINEスタンプ制作を通して、新しい住み分けを実際に試してみたいと思っています。
まだ正解が見つかったわけではない
ここまで書いてきた新しい住み分けは、noteとSubstackの正しい使い方として見つけたものではありません。
すべての人に、この方法が合うとも思っていません。
扱うテーマや投稿する頻度、発信する目的によって、使い方は変わるはずです。
私自身も、まだこの方法を十分に試したわけではありません。
自分の記事を並べて分析したことで、
「今の自分には、この流れが合っているのではないか」
という仮説が見えてきただけです。
実際に試してみれば、新しい違和感が出てくるかもしれません。
記事を読んでもらうことと、実際にLINEスタンプを見てもらうことが、思ったようにつながらない可能性もあります。
制作過程を伝えることが、販売開始の後押しになるかどうかも、まだ分かりません。
それでも、同じ内容を少し変えて繰り返す方法を何となく続けるのではなく、今見えてきた仮説を一度試してみたいと思っています。
昨日は、以前の住み分けを試した結果と、そこに残った違和感を書きました。
今日は、その違和感を分析して見えてきた、次の仮説を書きました。
そして明日は、お盆のLINEスタンプ制作・後編と、LINEスタンプの販売開始を通して、その仮説を実際に試します。
住み分けの正解を先に決めるのではなく、実際に試しながら、自分に合う形を少しずつ見つけていく。
まずは明日、この仮説を行動に変えてみようと思います。
続きも読みたいと思っていただけたら、Substackを購読してお待ちいただけるとうれしいです。
同じように複数媒体の使い分けに迷っている方がいたら、リスタックで届けていただけると励みになります。




まあちゅうさん、こんにちは!
私はそもそも、分ける感覚もあまりなかったので😅前回の記事から今回の内容、とても興味深く読ませていただきました。
そして、ひとつのテーマの過程を見せるのはsubstack、完成させてnoteに出す、とても腑に落ちました。
まだ使い分けられるかは、わかりませんが😅
ありがとうございます!
まあちゅうさん、おはようございます。
noteとSubstackを分けるのではなく、
「同じ記事を再編集する発信」から、「一つのテーマを育てる発信」へ。
すごく良いですね。理想かもです!
私は、Substackがメインで、noteは、そこへ案内するために
前半部分をペタッと貼っています^^;
noteは、何かを案内する場所として使っている自分に気づきました。
あとは、今回みたいに有料noteで本みたいに
自分の経験からの気づきを公開する場として使っています。
気づきが多い記事をありがとうございます🎶