子どもの頃に集めていた、日本酒の一升瓶の蓋。あれをAIで作れるプロンプトを作りました。
記事の後半にプロンプト全文を載せています。コピーして貼り付けるだけで、あの頃の宝物のような「記号タイプの酒蓋」が何枚でも作れます。
手のひらに残っている記憶
日本酒の蓋を、集めていた気がするんです。
「気がする」というのは、はっきり覚えていないからです。
小学生の頃ですから、昭和51年から57年くらい。
学校の友達だったか、近所の友達だったか。
住んでいたマンションの1階に飲み屋さんがあって、たしかそこで探していたような…。
どこで、誰と、何のために集めていたのか。
細かいところは、もう思い出せません。
でも、あの金属の丸い蓋が手の中にあった感触だけは、なぜか残っています。
同じように集めていた方、いらっしゃるのではないでしょうか。
あの蓋は、何だったのか
気になって、少し調べてみました。
あれは一升瓶の「王冠」と呼ばれる蓋でした。
栓抜きで開ける、あのギザギザの金属の蓋です。
日本では大正時代にはもう普及していて、昔のものは内側にコルクが張ってありました。
一度開けると閉め直せないので、開けたあとは「替栓」という別の栓を挿す。
実家の一升瓶に、木やプラスチックの栓が挿さっていた記憶のある方も多いのではないでしょうか。
子どもの頃は、そんなことは何も知りませんでした。
ただ、丸くて、模様が入っていて、集めたくなる何かがあった。
それだけで十分だったんだと思います。
文字のタイプと、記号のタイプ
集めていた蓋には、2つのタイプがありました。
銘柄の名前が文字で入っているタイプ。
そして、紋様や記号だけが入っているタイプ。
記号のタイプは、どこか家紋のようで、子ども心に格好よく見えたのを覚えています。
今回、AIで作ってみたのは、この記号タイプのほうです。
AIで、あの蓋をもう一度
こんなのをAIで作ったら面白いだろうな。
そう思っていたのは、実はずいぶん前からでした。
それで今回、記号タイプの酒蓋を生成するプロンプトを作ってみました。
実物とまったく同じではないはずです。
でも、記憶の中の「あの感じ」には、かなり近いところまで来ています。
木の床に置かれた小さな金属の円盤。
真ん中に、家紋のような紋様がひとつ。
これを何枚も並べると、あの頃の宝箱の中身のようになります。
プロンプトの使い方
使い方は簡単です。
ChatGPTやGeminiなど、画像が作れるAIを開く
下のプロンプトを、最初から最後まで全部コピーする
貼り付けて、送信する
これだけで1枚できあがります。
「もう1枚作って」と言えば、違う紋様の蓋が出てきます。
何枚作っても、毎回違うデザインになるように作ってあります。
慣れてきたら、こんなふうに一言添えてみてください。
・「梅の花のモチーフで」
・「赤地に金の配色で」
・「波の模様で」
自分だけの一枚を狙って作るのも、なかなか楽しいものです。
プロンプト全文
正方形(1:1)の、リアルな商品写真風画像を生成してください。
天然木のフローリングの上に、日本酒の瓶キャップをモチーフにした円形の金属製エンブレムを1個だけ配置してください。
【固定する構図】
・カメラは床に対して完全に垂直な真上視点
・エンブレムは画像の縦横ともに正確な中央に配置する
・エンブレムは遠近感のない完全な正円にする
・エンブレムの直径は画像横幅の約60〜65%
・背景は必ず天然木のフローリングにする
・木目と床板は画面に対して水平にする
・文字、数字、実在ロゴ、瓶、瓶口、コルクは描かない
・エンブレム以外の物は配置しない
【エンブレム本体】
実物の日本酒の蓋を真上から撮影したような、適度な厚みを持つ円形の金属製エンブレムにしてください。
表面は中央に向かってごく緩やかにふくらんだ浅いドーム形状とし、外周には丸みのある縁を付けてください。真上視点のため、側面や下部構造はほとんど見せず、外周の丸み、金属反射、表面の明暗、自然な接地影によって立体感を表現してください。
厚いコインや記念メダルにはせず、上品な日本酒キャップらしい形にしてください。縁は滑らかな円形とし、ギザギザや王冠状にはしないでください。
【家紋風シンボルの量産ルール】
エンブレムの中央に、大きな家紋風シンボルを1つ配置してください。
生成するたびに、前回とは明確に異なるオリジナルの家紋風デザインを作ってください。同じ花形、同じ線配置、同じ外周構造、よく似たシルエットを繰り返さないでください。
毎回、以下の5項目をそれぞれ変えてください。
1.モチーフの種類
2.全体の構成
3.シルエット
4.線と面の使い方
5.外周リングの有無と形
【モチーフの候補】
毎回、以下のカテゴリーから異なる方向性を選んでください。
・花:梅、桜、菊、桔梗、牡丹、蓮、葵を抽象化したもの
・植物:葉、蔦、竹、松、桐、稲穂、樹木を抽象化したもの
・生き物:鳥、鶴、蝶、羽、魚、亀を幾何学的に抽象化したもの
・自然:波、渦、雲、雨、月、太陽、山、炎、風を抽象化したもの
・道具や建築:扇、矢羽根、車輪、鈴、鼓、瓦を抽象化したもの
・幾何学:円、三角形、四角形、菱形、六角形、亀甲、七宝、格子、輪違い
・抽象文様:回転形、組紐形、連続曲線、交差形、分割円、放射形
1枚の中で多くのモチーフを混ぜすぎず、主役となるモチーフを1種類、必要に応じて補助要素を1種類まで使用してください。
【構成の候補】
生成ごとに、以下の構成から異なるものを選んでください。
・中央集中型
・左右対称型
・上下対称型
・三方向に広がる三つ割り型
・四方向に広がる四つ割り型
・五枚または六枚の放射型
・回転する渦型
・円環型
・二重円型
・中心の紋が独立する型
・外周から中心へ向かう型
・複数の形が重なり合う組み紋型
・余白を大きく使う簡潔な型
毎回同じ放射状の花形に偏らないでください。花以外の幾何学系、自然系、動物系、抽象系も積極的に選んでください。
【家紋風デザインの表現】
・日本の伝統的な家紋の構成美を感じるデザインにする
・実在する特定の家紋をそのまま複製しない
・遠くから見ても識別できる、太く明快なシルエットにする
・線だけでなく、塗りつぶした面と抜きの余白も活用する
・太い輪郭型、面を主体にした型、線と面を組み合わせた型を生成ごとに変える
・細すぎる線、小さすぎる穴、過度に密集した模様は避ける
・文字、数字、企業ロゴ、現代的なアイコンには見せない
・左右対称だけに固定せず、回転対称や三方向構成も使用する
・家紋は円盤中央に正確に配置し、円盤面積の約55〜70%を占める大きさにする
・強い浮き彫りにはせず、金属表面になじむ浅い装飾にする
【色のバリエーション】
エンブレムの地色と家紋風シンボルの色を、金、銀、赤、白、黒から選んでください。地色とシンボルの色は必ず異なる色にし、はっきり識別できる高コントラストの配色にしてください。
生成ごとに配色も変え、同じ組み合わせに偏らないようにしてください。
使用できる組み合わせの例:
・黒地に金
・黒地に白
・黒地に赤
・金地に黒
・金地に赤
・銀地に黒
・銀地に赤
・赤地に金
・赤地に白
・白地に黒
・白地に赤
金色は黄色ではなく、落ち着いたメタリックゴールドにしてください。銀色は明るいグレーではなく、自然な金属反射を持つシルバーにしてください。
【背景】
暖かみのある明るいオーク材、または落ち着いたウォールナット材の天然木フローリングにしてください。
画像全体を木の床で満たし、自然な木目と控えめな床板の継ぎ目を見せてください。白、グレー、無地、布、紙、コンクリート、石材など、木材以外の背景にはしないでください。
【光と影】
柔らかい商品撮影風の照明にしてください。
金属表面の左上側に控えめな反射光を入れ、右下側をわずかに暗くして、蓋の丸みと厚みを表現してください。外周の丸い縁にも細いハイライトを入れてください。
実物の日本酒の蓋を木の床に置き、真上から撮影したときに生じる程度の、自然で柔らかい接地影を加えてください。影は主に右下側へごく短く広がり、エンブレムの直径に対して非常に小さい範囲に収めてください。
影を完全になくさず、床に置かれていることが分かる程度の接地感を出してください。ただし、黒く濃い影、長く伸びる影、輪郭の硬い影、不自然なドロップシャドウにはしないでください。
【量産時の最重要指示】
構図、カメラ位置、エンブレムの大きさ、天然木の背景、光の方向は統一してください。
一方で、生成するたびに以下を必ず変更してください。
・家紋の主モチーフ
・家紋の外形シルエット
・対称構造または回転構造
・パーツの数
・線と塗り面の割合
・余白の形
・外周リングの有無
・地色と家紋色の組み合わせ
過去に生成したデザインと近い形を避け、並べたときにそれぞれが明確に別の家紋として認識できる、豊富なバリエーションを作ってください。集めていたのは、蓋だけではなかったのかもしれない
AIというと、新しいものを作る道具だと思われがちです。
でも今回、酒蓋を作りながら感じたのは、少し違うことでした。
AIは、もう手元にないものを、もう一度手に取るための道具にもなる。
蓋そのものというより、あの頃の放課後や、友達の顔や、飲み屋さんの前の空気。
そういうものが、生成された画像のむこうに、うっすら透けて見える気がします。
プロンプトを試してみて、かっこいいものが出来たら画像を送ってくださいね。
自分も色々試しましたが、まだまだ色々できそうなので。
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AIはともだち。
一緒に、少しずつ前に進んでいきましょう。








